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子どもに髪が生えてこない!?無毛症とは

生まれた子どもにいつまでたっても髪の毛が生えてこない、という場合、それは無毛症かもしれません。
無毛症とはその名の通り髪の毛がない病気のことです。子どもに髪が生えてこない場合は、先天性無毛症が疑われます。
先天性無毛症は、生まれつき髪の毛がない、もしくは髪の毛が少ない病気で、大きく分けて全頭無毛症と限局性無毛症の二つに分けられます。

全頭無毛症は、頭部の髪の毛やその他の部分の毛も全く生えない、また生えていたとしても非常に少ないといった状態のことです。
しかし全頭無毛症の場合、思春期になると生えてくる毛もあります。
第二次性徴などによって陰部の毛や脇の毛などの部分に当たる毛は生えてくる場合が多いです。

一方、頭部の髪の毛が一部分しか生えてこない、もしくは頭の毛の中でも一部だけ生えてこないという場合は、限局性無毛症の可能性があります。
主に皮膚の疾患を先天的に抱えている人に発生しやすいと言われています。
どちらも「遺伝」が原因に大きく関わっているとされ、親が無毛症であった場合子どももなりやすいという研究結果が出されていますが、はっきりとしたことはまだわかっていないのが現状です。

また、生まれた直後は普通に生えていても、数ヶ月から1,2年たった頃に髪の毛が抜けてしまう人もいます。
この場合は2度と生えてこない場合がほとんどです。
この症状も、抜け落ちる原因が遺伝性の皮膚疾患であるということ以外は、よくわかっていません。
子どもが無毛症だった場合、爪や歯などが充分に発達、成長しなかったり、精神的な発達が遅れてしまう場合があるため、注意が必要です。

無毛症の原因疾患であるといわれているのが脂腺母斑です。
これは生まれたとき、もしくは幼児期に現れる黄色いあざのようなもので、頭にできてしまうとその部分に髪の毛が生えない限局性無毛症になります。
また、この脂腺母斑がいくつか並ぶように現れている場合は神経系列の疾患を患う可能性があるため、医師との相談が不可欠になります。

無毛症の治療、価格や期間など

先天性無毛症の治療法についてですが、完全に治す方法は現時点では残念ながら見つかっていません。
しかし、原因が遺伝子異常であることが判明しているため、治療薬の開発や遺伝子治療の実践を期待できます。
長い期間が必要だと考えられますが、医学の発展により治療法が見つかるかもしれません。

また、脂腺母斑による無毛症の場合は、成長するにつれてそのあざのようなものが瘤状になり、癌化してしまう可能性があるため、外科的手術により切除することをおすすめします。
頭皮の柔らかい赤ちゃんのうちに手術することがとくに勧められており、費用がかからないため価格についても心配する必要はありません。
脂腺母斑を切除することでそこからまた髪の毛が生えてくるので、限局性無毛症の治療に有効な方法だと言えます。

また、限局性無毛症の場合に限りますが、残っている部分の髪の毛を無毛の位置に移植する方法もあります。
移植された毛はその後も自然に成長するため、安心です。
この方法にかかる価格は植毛する範囲や毛の量によって異なるため、専門医と相談してください。
しかし、無毛の範囲が広すぎる場合には、充分な量の髪の毛を移植することが不可能な場合があるので、注意が必要となります。

根本的な治療法ではありませんが、カツラをかぶることも有効な方法です。
カツラには、頭部全てを覆うフルタイプと、一部分にだけ着けることのできるパーツタイプのものがあるため、使用者にあったものを選んで購入してください。
医療用のカツラの場合、ファッション用のものよりも自然に見え、手入れなどがしやすくなっています。
通気性もよく、軽量であるため長い期間着用していても疲れにくいのが特徴です。
かぶるカツラを変えればいつでも好きなヘアスタイルになることができるのも、メリットの一つと言えるかもしれません。

完全な治療法が見つかっていないとされていますが、このように対策方法はさまざまあります。
まずは早めに医師に相談しましょう。

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